56歳からの学びに思うこと
コーチングアカデミー諏訪校の土橋桂子です。長野県内の最高齢インストラクターで、日々 記録を更新中!まもなく誕生日を迎えますが、めでたく65歳になるので高齢者医療制度の仲間入りです。そこで今回は”祝!65歳!!”私のこの10年を振り返っての想いをコラムにしてみました。とりとめのない文章ですが、お読み頂けると嬉しいです。
タイムマシンが欲しい!
コーチングと出会ったきっかけは、2010年に岡谷市で開催された連続セミナーです。2回目の講師として登場したのが、コーチングアカデミー長野校の森田 舞 校長でした。ただし、その時はコーチングアカデミーの校長としてではなく、社会保険労務士として講師を務めていました。詳しくは略しますが、森田校長との出会いが縁で、当時あった松本校の夜間クラスに通い始めたのです。56歳になる直前、二人の子どもはすでに社会人と大学院生でした。
コーチングを学び始めて痛烈に願ったこと。
コーチングの学びでは、自分の子育てに対する後悔が増すばかり。やり直せるものならやり直したい! もっと早くコーチングに出会いたかった!そう強く感じた果ての『タイムマシン熱望』でした。
遅すぎた!
と本気で思っていたんです、当時は。実は遅くなかった!というお話はこのあとに…。
フラットに人と向き合える幸せ!
- コーチングを学んで良かったことは何ですか?
良くされる質問ですが、良かったことは本当にたくさんあります。中でも私にとっての大きなメリットは、『先入観を横に置いて、フラットに人と向き合えるようになったこと』です。
コーチングの授業やセミナーでは、生徒さんや参加者同士が 自分の考えや感想を伝え合うこと(シェアとも言います)を度々行います。それを繰り返していくと、人は本当にそれぞれで一人一人が違うということが分かります。良く口にする言葉に“普通”というものがありますが、この“普通”も人それぞれ。それが分かったことで、先入観を横に置きやすくなりました。先入観を横に置いて人に向き合うことができると、心のイライラを感じにくくなり、人付き合いが本当に楽になりました。これから20年ほど生きるであろう、私の人生にとってこの変化はとても大きいのです。
『あ~!!コーチングを学んで良かった!』
老いていく自分と向き合う!
義母も実母も90歳、二人の母に自分の行く末を重ねています。そんな日々の中で、老いるとは“出来ていたことが出来なくなっていくこと”だと私は思うようになりました。出来ることが減っていき自分に対する自信、や自分のことを好きでいるという自己肯定感がさがっていくんだろうなぁ…それは辛いことだろうなぁ…と想像してもいます。そんな自分とどのように向きあうか?私だけではなく、これから年齢を重ねていくすべての人に共通のテーマなのかもしれません。
私は他人に頼る前にまずは自分で自分を満たし、自分の感情をみつめながら最善の方法を自分で選択していく。コーチングで学んださまざまな知識を、できるところから活かしていくことにより、私は老いていく自分を冷静に受け止めることができると信じています。自分自身で向き合えないときもあるかもしれません。そんなときもマイコーチもいるしコーチングアカデミーの仲間もいるので何の不安もありません。
『あ~!! コーチングを学んで良かった!』
タイムマシンがあったら
子育てに終わりはないと良く耳にしますが、まさしくその通り。就職、結婚、孫たちとの関係、さらには親の介護。あらゆる場面でコーチングを活かしています。あのときコーチングを学んでいなかったとしたら…
私は今どうなっていたのだろう!あっちにもこっちにも口を出し、『最近の若い人は…』と頭ごなしに否定する!かなり口うるさいおばあさんに向かってまっしぐらだったと思います。そうならなくて良かった!56歳からのコーチングの学びは遅くなかったと実感中です。
- 最後に、もしもタイムマシンがあったらどうするか?
- 56歳の私に会いに行き、「コーチングを学ぶと決めたあなたはえらい!」と、まずは自分を褒めます。
だって今の私が心の底からそう思っているんですから