それは長所ですか?短所ですか?

私(赤羽未来子)の娘の通う保育園では、毎月お誕生日会があり、その月のお誕生日の子をお祝いします。今月は3月生まれのお誕生日会。ようやく4月生まれの娘の番となりました。3月生まれの子のお誕生日会ではないの?それには理由があります。私の娘は4月1日生まれな学年の一番最後の日です。3月生まれのみなさんと一緒のお祝いになるのです。もし自分や自分の子供が4月1日生まれだったら?「可哀そう?サイコー?」どう思いますか?

あなたはどちらから視ますか?

可哀そう、サイコーのそれぞれの大きな理由はこんな感じです。

可哀そう 成長が一番遅い(他の4月生まれの子とは1年の差がある)ので、言葉や身支度などで大変なことが多い
サイコー 一番末っ子だから、ちょっとくらい出来ないことがあっても周囲が助けてくれる。可愛がられる。

これ、どちらも当てはまりますよね。実際、私も色々な方から話を聞きましたが、苦労話、サイコーというよかった話どちらも聞きました。

短所を長所にする見方

そう、物事は表裏一体で、一概に良い悪いと決めつけることはできません。長所と短所が対になっています。だから同じ事柄でも、味方によって長所になったり短所になったりします。大切なことは、自分がどちらを見るか、どちらで捉えるかということです。相手がどうとるかよりも、自分がどう考えてどちらを視るかです。もし、自分には短所しかない、短所ばかりに目がいってしまうという人も安心してください。今あなたが短所にしか思えないというそこにも、まだ見えていない長所が隠れているはずですよ。
例えば
 「私は人見知りで」
   ・・・人の輪に入っていけない
  見方を変えれば、
   人見知り、人の言動に対して敏感に反応する
  つまり、
   私は周囲のこと・人の動きを繊細に感じることができる

 「私はせっかちで」
   ・・・見切り発車で仕事がうまくいかない
  見方を変えれば、
   何かみつけるとすぐに行動している
  つまり、
   私は行動力がある

のような感じです。性格だけではなく自分が置かれている環境・境遇もそうです。
 「私は今地方に住んでいるから」
   ・・・学びの場が少ない
  見方を変えれば、
   学びの場は一期一会
  つまり、
   地方にて学びは真剣勝負で集中力・吸収力が高まる
  つまり、
   学びを活かしオンリーワンのチャンスが高まる
といったかんじです。

「つまり」の後は長所や良い点になるのですが、そう自分で思えるようにするには、それを意識してのあなたの行動が決め手になります。すくなくとも、短所だととらえていると考え方や行動もマイナス方向にいってしまいます。上の例で「・・・」の部分ができない、うまくいかない、少ないなどとなってしまうのに気がつくでしょうか?「・・・」の前の部分までで切っておいて、「見方を変えれば・言い換えれば」→「つまり」の順でまずは長所に置き換えて視ることが大切です。そうすることで「・・・」の考え方や行動の部分がプラスになることが多くなります。

あなたの短所は「見方を変えれば」何になりますか?

特徴を長所にするために

さらに、もう一歩進める人は、長所と短所の両方から捉えられるとよいでしょう。長所がたくさんあった方が良さそうですが、短所が長所にできるという事は、表裏一体、長所も短所になってしまうこともあるからです。
例えば
「自分の意見が言える」ことが
長所だという人も、場面が変われば
「自分の意見を押し付けてくる=人の意見を聞かない」
と捉えられてしまう場合もあります。
ですので、自分の特徴が長所になる場面もあれば短所になる場面もあるということを分かっていることが大切です。
そうすることであなたの特長を長所にしてもらえるように場面に応じて使い分けていきやすくなりますよね。

あなたはあなたの長所を長所として使えていますか?

長所も短所も自分の財産

コーチングアカデミーの授業の中では、自分が短所と思うところから長所を見つけるワークなど、自分がまだ気づいていない“自分の財産”を発見していけます。学べば学ぶほど自分の尊さを知ることができます。
さて、結びに娘の話に戻りますが、可哀そうかサイコーかなどという家族の話など他所に、今は保育園が大好きで、クラスの男子を引き連れて走り回るほど元気に通園しています♪ということで、子育てに余計な心配は不要。子どもの姿を見てあらためて瞬間(いま)を大切に見守ろうと、学びました(^^;)

この記事を書いたインストラクター

赤羽未来子(インストラクター紹介ページへ)

実践コーススタートです!

今年度も実践コースがスタート!日常(仕事、家庭、地域活動)でコーチングを活かしたいという方にはおすすめのコースが実践コース!基礎コースを受けていなくても実践コースからの入校も可能です。入校を悩まれている方は資料相談から、ぜひ一緒にコーチングを学んでいきましょう!

資料請求はこちら