スクールコーチが子どもたちにできること

「長野県が未成年の自殺率が全国ワースト1位」
前回担当したコラムの中で書かせて頂いたこの事実。私(森田舞)は、急に調子が悪くなった目のために、急遽行った眼科の待合室のテレビでした。ものすごい待ち時間があり、携帯の充電も切れそうになり、仕方なく位な気持ちで見ていたニュースでその事実を知りました。

スクールコーチがしたいこと・できること

長野県の阿部知事との対談を数日後に控えていた私は、すぐさま過去の想いを引っ張り出しました。「スクールコーチ」の夢。急いで資料を作り対談中に少しお話しさせて頂きました。その後、その資料を中島副知事にも手渡すことが出来る機会に恵まれました。「スクールコーチ」とは、今現在全国的に普及した「スクールカウンセラー」のコーチ版のイメージです。心の病と呼ばれるくらい、マイナスになってしまっている心の状態を軽くするのがカウンセリングです。では、コーチは何をするのかと言うと、そこまでひどくマイナスになっているわけではない子どもたちにも、悩みはあります。あるいは、夢や目標がないとか、あってもどうしていいかわからないなど、抱えている問題はあるのです。しかし、そこをサポートしてくれる人がなかなか存在しない状況にあります。そんな彼・彼女たちの悩み解決・夢・目標をサポートするのがスクールコーチの役割だと思っています。

特に中学をイメージしてみて下さい。先生たちは、たくさんの生徒を抱えていますし、部活動などもあり、じっくり話を聞く時間を取ることが容易ではないことが想像できます。だとしたら、両親がサポートすることが出来たらよいのですが、子どもたちが家に帰るのは、部活が終わり、塾などに行くこともあり、遅い時間だったりします。こちらもじっくり話を聞く時間がないですし、家族と言う近い存在だからこそ話せないこともたくさんあります。そこで、先生でも家族でもない他人である大人、コーチがそのサポートができるのではないかと考えました。でも、カウンセリングの様に急務を要するわけでもないので、手が差し伸べられるのは後の後だと思うのです。ただ、「未病対策」として、役立つことがあると感じるのです。

想いにつながる一本の電話

そんなことをしていたら、一本の電話がかかってきました。
「…ご存知の通り、長野県の未成年の自殺率は全国ワースト1位です。そこで“子どもたちの自殺防止”のための会議を行うのですが、ご参加いただけないでしょうか?」その会議には、「子どもの自殺防止対策プロジェクトチームの一員」として参加することになりました。あのニュースを見てから、1年経たずしての展開に私も驚きましたが、もちろん快諾させて頂きました。プロジェクトメンバーは、実際現場で関わっている人ばかりでした。その中で、私の肩書は「コーチングアカデミー長野校校長」と「ゆめサポママ@ながの共同代表」です。このような会議に、コーチングアカデミーとして出席できたことは感慨深いものがありました。コーチングアカデミー長野校を開校した13年ほど前は、今以上に認知されていませんでした。ですから、ある人は公民館で講座を開催しようと計画した時に、会館からなんだかわからないのでと断られたこともありました。怪しくない?大丈夫?などとも言われたこともあります。しかし、私は学問としてお伝えしていきたいと思っていたので、今回のことは、コーチングに対しても一定の評価をされたと感じました。コーチング講師として、たくさんのPTA・保護者の方にお届けしてきた

  • 「子育てコーチング」の経験
  • さらには、

  • 中学生向けのキャリア教育「働くこととは」
  • の講演を担当してきた実績がここにつながったと思います。
    しかし、「コーチングと自殺対策が繋がっているのかな・・・」と思われることもあると思います。でも、コーチングアカデミーで扱っている「マスターコーチング」は、“人生の主人公になろう!”をコンセプトにしてるコーチングです。誰もが人生の主人公であり、その人がその人らしく生きられるようにサポートすることを目指したコーチング。だからこそ、「命」という重たいテーマである、自殺防止対策プロジェクトチームの一員になることができたのではないかと思います。

    大変で大切な一歩

    先日長野県庁で行われた会議は、マスコミなどの取材陣が数多くお越しになっていました。しかし、概要説明が終わり、審議に入る際には退出いただき、非公開で行われました。ですので、会議の内容についてはお話しできないのですが、各メンバーのお話を聞かせて頂き、未病対策であるスクールコーチは、緊急性がないものの有用なのではないかと改めて感じることが出来ました。全国的にもまだ導入されていない、つまり前例がないことなので、実際取り入れるにはものすごく大変なことだとわかっています。でもだからといってあきらめることなく、妄想としてでも、発信し続けたいと思います。今回はプロジェクトチームと言っても、残念ながらガッツリ政策作りに関わるという訳ではなく、会議参加のみのようですが、少しでも今まで預かってきたたくさんの方々のメッセージを、政策を考える際にお役にたてるよう発言していきたいです。

    この会議と関連のあるニュース
    Yahoo!ニュース 8/23(木) 18:05配信 信越・北陸 「未成年者の「自殺ゼロ」へ長野県が対策チーム 全国平均上回る自殺死亡率」

    この記事を書いたインストラクター

    森田舞(インストラクター紹介ページへ)

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