2024年1月1日に発生した令和6年能登半島地震の被災者の方々へ心よりお見舞い申し上げます。
現在も現地では予断を許さない状況が続いておりますが、一日も早く復旧されますようお祈り申し上げます。



大切にしたい相手の大切なもの・ことを大切にする

さて、もうすぐ新年度を迎えますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?我が家は、妻、二人の娘の4人暮らしで、相変わらず元気に賑やかに生活しております。長女は今小学校6年生ですから、もうすぐ卒業で、新年度は中学生になります。そして、次女は今小学校2年生なので、今度3年生になります。そんな二児の父である私(森田真佐男)が、日常において、ふと思ったことを今回のコラムではお届けできたらと思います。

大切なもの・ことは成長とともに変わる

さて、前述しましたが、長女は間もなく小学校を卒業して、中学生になります。大きな環境の変化を迎える訳ですが、父親としては、環境は変わっても、いつもの長女らしく、元気にのびのびと中学校生活を楽しんでくれたらなぁと切に願うばかりです。

ところで、コーチングアカデミーのコーチングにおいては、その人が大切にしているもの・ことを『個性』と呼んでいます。(※コーチングアカデミーにおける厳密な『個性』という言葉の定義付けについてはここでは割愛します)そして、この個性というものは、環境の変化に大きく影響を受けるものでもあります。
ですから、環境の変化によって大切なもの・ことも変わってきたりするよということです。

このことを我が娘たちのケースに当てはめてみます。次女の環境は、来春から、小学校2年生から3年生へと変わります。そして、長女にいたっては、小学校から中学校へという、より大きな環境の変化を経験することになります。ですから、なおのこと、この個性も変わっていくだろうと考えられます。

つまり、大切なもの・ことも変わっていくだろうということです。

実際、私自身も環境の変化によって大切なもの・ことも変化してきました。
例えば、私も妻も旅行が好きで、若かりし頃は、海外旅行も含めて色んな所に夫婦二人で出掛けたものです。そして、その旅行の多くは、ホントに貧乏旅行ということもあったりして、宿泊先はとんでもない安宿でも平気だったりもしたのです。若かったこともあるし、お金がなかったこともあるのですが、そのこと以上に、宿泊代にお金をかけるよりは、宿泊代を切り詰めてでも、少しでも遠くに行きたい、見たことのない景色を見たい、あれも見たい、これも見たい、やったことないことを経験したい、次へ次へという気持ちが強かったのだということです。つまりは、そのようなことを重視していた、大切にしていたということです。

それが、娘が生まれてから旅行に対する考え方も大きく変わりました。子連れ旅行では、大人だけの時とは異なり、あれもこれもと見ることは難しいですし、必要以上に次を急ぐことも難しかったりします。
そんな中で、安心できる宿泊先でゆったりと、無理をせず、家族一緒に、その時その時できることをやるというスタイルに変わっていったのです。ホントは今までのようなスタイルの方が良いのだけれど仕方なくという妥協したような感じではなく、このスタイルの方が良い、重要である、大切であると思うようになったのです。

端的に言うならば、「ガツガツした、未知なる経験」よりも「穏やかに、家族一緒に時を過ごすこと」の方が大切になったということです。このことから、何が言いたかったのかと言いますと、大切なもの・ことは、ずっと変わらないものもあるけれど、環境の変化によって変わっていくものもあるよということです。

大切な人の大切なもの・ことも大切にできると?

ここで、あらためて娘たちの話に戻りますと、娘たちも環境の変化に伴って、大切なもの・ことも恐らく変わっていくでしょう。今後、本人たちから見たら、とても大切なことでも、他人から見たら、「えっ、そんなこと?」と思うようなことを大切に思うかもしれません。それでもなお、本人たちが大切に思っていることなら、それをできるだけ尊重していきたいなと私自身は思っています。なぜなら、人は自分自身が大切に思っているもの・ことを相手から大切にされると、相手から自分自身が大切に扱われた、大切にされたと感じるからです。もうちょっと、ざっくばらんに分かりやすく例を挙げて言うとすれば、仮に皆さんに、人にすすめたいくらい気に入っている、今どきでいうところの、いわゆる『推し』がいたとします。もし自身の『推し』や推しを応援する活動、いわゆる『推し活』に全く理解を示さない、真っ向から否定にかかる人がいたとしたら、その人から大切に扱われた、大切にされたと思うでしょうか?思えないですよね。別に相手の「推し」や「推し活」に全面的に同意しましょう、賛同しましょうと言っている訳ではありませんし、ましてや、同じ推し活対象を同じように好きになれと言っている訳でもありません。

でも、少なくとも「推し活、大事だよねぇ」等、理解を示すことは大事なことですし、もっと言えば、相手のことを大切にするに当たって、全く同じ感情にまでなる必要はないけれども、その気持ちに共感することはとても重要であるということです。

大切なもの・ことは意識し大切な人を尊重することで見えてくる

とりとめもなく、つらつらと書いてきましたが、最後にまとめとして、この文章において、私が最も伝えたかったことをお伝えします。
それは、もし皆さんが、皆さんの周りの大切な人を本当に大切にしたいと思うのであれば、まずは皆さんが、大切にしたい相手の大切なもの・ことに対して関心や理解を示し、そのことについてしっかりと聞き出す。そして、できるだけそれを尊重し、大切にしていくことを心掛けていって頂けたらということです。
そのことが相手を大切にすることにつながるからです。
それを私自身のケースにあてはめて言うならば、まずは私自身が娘たちの大切なもの・ことに対して関心や理解を示し、そのことについてしっかりと聞き出す。そして、できるだけそれを尊重し、大切にしていくことを常日頃から意識して絶えず心掛けていくということ、それが大事であるということです。

最後の最後にひとつ。
このコラムを書きながら、私自身の娘たちへの愛情をあらためて強く感じました。ですので、娘たちの大切なことをできるだけ大切にしつつ、今後も娘たちのことをそばで見守っていきたいなぁと思っています。なんせ、やっぱり信州はそばですから。そばが良いと(苦笑)。

そして、来たる長女の小学校生活最後の春休みを家族でどう楽しもうか、どんな思い出を作ろうか、今からワクワクしている今日この頃の私なのでした。

あなたの大切な人の大切なもの・ことはなんでしょうか?
あなたはそれを大切にするために何ができますか?

この記事を書いたインストラクター

森田真佐男(インストラクター紹介ページへ)

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