新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、私たちの生活を支えてくれている、お医者さんや看護師さんをはじめとした医療従事者のみなさん、危機対応にあたる公務員のみなさん、配達を担う物流事業者、スーパーやドラッグストアなどの販売員のみなさん、バスや地下鉄など公共交通の職員のみなさん、「最前線」で働いてくださっている皆さんに心より感謝いたします。
望むと望まざると私たちの生活のスタイルや価値観は日々変わってきています。お互いがお互いを尊重し、よりよい社会になるようコーチングの考え方やスキルが皆様に役立てばと心から願っています。


問いで蓋が開く、そのためによく聴く。

私(鈴木優子)は、コーチングセッションの力や様子をたくさんの方に体感していただくために、長年公開セッションを行っています。近年ではコーチングだけでなく他の聴くことのスペシャリストたちと一緒に「公開傾聴リレーセッション」とイベントを年に数回開催しています。

今日は、つい先日行われた「公開傾聴リレーセッション」での私の気づきを、当日の写真とともにお伝えします(公開の許可はすべての参加者さんからいただいています)

公開傾聴リレーセッション

「公開傾聴リレーセッション」は、立候補により一人のクライアントさん(課題を解決したい・話を聴いて欲しい人)に対して、3人の聴く専門家が15分ずつ交代しながら、リレー形式で計45分話を聴く1対1の個人セッションです。個人セッションとは、1対1で話を対話をしながら、クライアントさんの思考を深めたり拡げたりすることで、クライアントさん自身の新しい気付きや思考の整理をサポートするものです。本来、個人セッションはクライアントさんと聴き手の2人で行い、守秘義務もあるため他の人が見たり聞いたりすることは、セッション中もセッション後もありません。
 
しかし、この「公開傾聴リレーセッション」は違います。本来1対1で行う個人セッションを、「見守り役」としてたくさんの人が15分×3回の計45分の間、黙って見守ります。さらに続いては、個人セッションからの気づき・感じたことを「見守り役」含め、参加者全員で対話し交流しあう~それが「公開傾聴リレーセッション」です。

それぞれの聞き方、そして問いかける

この『公開傾聴リレーセッション』は、『眠っている力を呼び覚ます』をテーマに集まった仲間~エンパワーメントアカデミーの仲間~と共に2021年から行っています。私自身はコーチングアカデミーで学んだ「味方コーチング®」を活用した聴き方で、3人の聴き手の一人として毎回クライアントさんの話を聴いています。
今回私は、2番手の聴き手としてクライアントさんのお話をお聞きしました。

私の前の1番手の聴き手は『傾聴』の専門家、私の後の3番手の聴き手は『深層対話』の専門家でした。そのため、私は2番手の聴き手として、こんな風に考えました。

「1番手の傾聴の専門家がクライアントさんの話をしっかり聴きながら、クライアントさんの想いを吐露するサポートをするはず。なので私は、その1番手の様子を聞きながら、クライアントさんの視野が拡がるか思考を深める質問をいくつか用意をしよう。そして、クライアントさんが新しい気付きを得たところで、3番手の深層対話の専門家に繋げよう」

実際に、1番手のお話をお聞きしながら

  • 視野を拡げる
  • 思考を深める
  • プラスの感情を味わう
  • 過去のリソースに気づく
  • 理想の未来を描く
  • 立場を変える
  • 優先順位をつける
  • などをする為の質問を、15分の間にいくつか書き出しておきました。

    そして、2番手としての15分がスタートするタイミングで、あまりにもクライアントさんの視野が狭くなっていると感じたので、視野を拡げるために、

  • プラスの感情を味わう
  • 過去のリソースに気づく
  • 理想の未来を描く
  • などの質問を、クライアントさんにしました。すると突然、話をしていたクライアントさんは、今まで考えてもみなかった本音にご自身が気づかれました。

    「あ、〇〇のテーマで話し始めたけど、本当の問題はそれじゃなかった。◎◎の話を聴いて欲しかったんだ」と。そして、その話は「今まで誰にも話したことが無かった」ともおっしゃっていました。その様子はまるで、今まで開けたことのない蓋、そこにあることも気づかなかった蓋(もしくは、気づかないようにしていた蓋)に、クライアントさん自身が気づいて、自然にパカッと蓋を開けたような感じでした。

    問いが蓋を開ける

    私も、自分がクライアントの時にコーチと話していたこういう経験をしたことが、何度もあります。これは本当に不思議な感覚です。一人ではなかなか気づけない、本当は大切な想いを閉じ込めている蓋が、話をしている中で急にパカッと開いて、その中の想いを自然と話し始める瞬間。これが起きるともう思考は止まりません。開ける前には戻れない…という感じでしょうか。自分の本当の大切な想いに気がつくと、人はそれに向かって動かずにはいられなくなる…ということを、私自身もこれまでかかわったクライアントさんでも、何度も体験してきました。

    あなたは質問や問いから蓋が開いてしまうそんな経験をしたことがありますか?

    その蓋を開けるのは、もしかしたら一人ではできなかったかもしれません。もしくは、たとえ一人で開けられたとしても、ものすごくエネルギーや時間がかかることだと思います。それが、信頼できる人と、安心安全の場で、味方の立場で話を聴いてもらうことで、なんとなく自然と蓋を開けてしまう・・・そんな感覚。

    もちろん自然と蓋を開けた時でも、やはり今まで見てなかったところを見るのは、気持ちに負荷もかかるしエネルギーもいるし痛みも伴うこともあります。ですが、自分で(無意識でも)決めてその蓋を開けることで、自分の本当の大切な想いが自分の口から外に出ると、そのあと、仮に時間はかかっても必ず気持ちが楽になる時が訪れます。逆に想いに蓋をしていると、時間を追うごとにどんどんその想いは腐っていって、さらに大きな課題として目の前に現れたりします。表に出すタイミングは自分(ここではクライアントさん自身)が決めて良いが原則ですが、本音を表に出す大切さとエネルギーの強さを、改めて感じた瞬間でした。

    そして、三番手の<深層対話>の専門家にバトンタッチをして、クライアントさんはより深い気付きを得られ、今後の具体的な行動のヒントを得られました。さらに、今回は公開傾聴リレーセッションだったので、それを見守るたくさんの人たちがいます。見守っていた人たちは、個人セッションが終わった後に、そのテーマに対して一人一人が自分ごととして考えたことを味方のスタンスで話をします(この時間を、対話セッションと名付けています)。この公開傾聴リレーセッションのクライアント役になった方からは、

    「こんなにもたくさんの人が、私の個人的な話に真剣に耳を傾け、本気で考えてくれた。そのことが物凄くうれしかったしありがたい。」

    という感想をいただきました。実は今までのクライアントさんからも同様の感想をいただいているので、これは『公開傾聴リレーセッション』の特徴かもしれません。

    私は今回、特に2番手の聴き手として、味方コーチングのコーチとして効果的な質問を考え、その中でセッションの流れを見ながら、必要そうな3つを選んでクライアントさんに質問しました。これは、コーチングアカデミーの授業でいうと【実践8 質問をクリエイトする】で深める内容です。

    コーチングは質問型コミュニケーションとも言われ、コーチがクライアントさんに質問をすることで、クライアントさんが気づいていなかった自身の中にある答えや想いを引き出し、それを行動に移すまでのサポートをします。

    今回はリレーセッションの真ん中2番手だったので、行動に移す手前のクライアントさんの中にある答えや想いを引き出すことに注力しました。

    しっかりお話をお聞きしたあと(ここ大切!)、効果的な質問があると短時間でも相手の視野を拡げたり思考を深めたりして、新しい気付きを呼び覚ますことができます。そんな味方のスタンスで繰り出すしっかり聴く&効果的な質問のパワーを、私自身改めて体感できる公開傾聴リレーセッションでした。

    次回は2023年2月23日(祝)にオンラインで開催予定です。聴くこと、質問すること、まだまだ奥が深そうです!

    この記事を書いたインストラクター

    鈴木優子(インストラクター紹介ページへ)

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    新型コロナウィルス感染拡大防止対策について

    授業に伴い、在校生・卒業生の皆さんに安心して授業を受講していただけるようコーチングアカデミーでは、感染防止対策を以下の通り行っています。
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    ・ソーシャルディスタンスがしっかりとれる席の配置をします
    ・手指の消毒液を置きます。諏訪校・スマートレイクと塩尻校・えんぱーくについては施設の入り口にある施設設置のものをご利用ください

    生徒さんへのお願い

    ・授業中はマスクの着用をお願いします
    ・授業中は常に教室内を換気します。寒いことがありますので、カーディガンなど『はおる』ものをお持ちください
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    ・元気だけれど濃厚接触の可能性ありなどの時はオンライン授業も活用してください。
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