2024年1月1日に発生した令和6年能登半島地震の被災者の方々へ心よりお見舞い申し上げます。
現在も現地では予断を許さない状況が続いておりますが、一日も早く復旧されますようお祈り申し上げます。


立場や見方を変えてみて♪

コーチングアカデミー諏訪の土橋桂子です。私が暮らす諏訪地方では、秋になるとあちらこちらで御柱(おんばしら)が行われます。春の諏訪大社の御柱にたいし、小宮(こみや)と呼ばれる各地元の神社の御柱は和やかな雰囲気で行われることが多く、子どもたちが大活躍します♪子どもたちの目にはこのお祭りがどんな色に見えているのでしょう、子どもたちの耳にはどんな音が聞こえているのでしょう。子どもたちの立場になって想像するだけで違った楽しみ方ができますね♪ということで今回のコラムは立場を変えるお話!

洗濯物を干すたびにイライラ

まずは「ジャラジャラ」のお話から…。洗濯物を干すピンチハンガーのことを何と呼びますか?私は子どもの頃から「ジャラジャラ」と呼んでいます。

ジャラジャラ。皆さんは何と言いますか?

現在、我が家で使用しているものは7~8年ほど前に購入したプラスティック製のものです。1年ほど前からこのジャラジャラが壊れるようになりました。壊れるのは必ずピンチと本体をつなぐ部分。その部分のプラスティックだけがポキンと折れるのです。耐用年数がどのくらいなのかわかりませんが、いわゆる経年劣化によるものです。

こんな感じでポキンと。

最初に壊れたとき、台所にあったタコ糸を使ってピンチとハンガーの本体を結びました。1つまた1つ壊れていくに従いタコ糸使用のピンチが少しずつ増えていきます。それが半年ほど前から次々と壊れるようになりました。本当に次々と…。その度に「あ~っ、また壊れた!」「ほんとにもう頭にくるなぁ~」とイライラしてはタコ糸修理をします。買いかえれば良いだけなのですが、他の部分は何ともないので『もったいない精神』が働きます。でも・・・そのたびに・・・イライラ(~_~;)

そんなある日、そのイライラを一掃する機会が訪れます。

きっかけはふと目にしたSNS

私がSNSを利用する理由は基本的に情報収集のためと言えます。それはコーチングアカデミーの授業やセミナーなどでなるべく旬な例のほうが皆さんの吸収力や納得感が上がることが多いからです。ある時、ぼんやりとSNSを眺めていたら気にかかる投稿が目に留まりました。今回のコラムを書くにあたり、元の投稿を探しましたが見つけることができませんでした。なので、私の記憶に残る限りの内容になりますが…

『工業製品が同時期に次々壊れると怒る人がいるが、それはその製品の品質が均一だということを示している…』
というような内容でした。

この文章を読んだ瞬間、私の目からウロコがポロリと落ちました。

『そんな考え方ができるんだ!!!』
『なるほど~!!!』と。

このとき、私の中で何が起こったかというと…。立場が180度変わったんです。『次々に壊れる』ことを、使い手の立場でとらえた私はイライラと怒っていました。ところが、作り手の立場でとらえてみると『次々壊れる=品質が均一の証明』になる。使い手からすれば、きちんとした品質のものが使えているとも考えられるわけです。『立場を変える』=『どの視点から物事を見るか』を変えてみたら、同じ出来事なのに生まれる感情が全く変わってしまったのです。私のイライラは見事に一掃されました。

今でもピンチは壊れ続けています。でも私は全くイライラしないんですよね…。『はいはい♪ 品質が均一に作られているんだもんねぇ…。さすが日本製 ♪』と心でつぶやきながら、前と同じようにタコ糸で修理をしています (^^♪

余談ですが、この我が家のジャラジャラ…タコ糸修理をしながら限界まで使用し廃棄するときがきたら、次回はプラスティック製以外のものを購入する予定です。

立場を変えて気づくこと♪

さて、話を戻します。ジャラジャラの例から何が言いたいかと言うと、立場を変えることの大切さです。人は様々な立場を持っていますが、物事に向き合う時その立場が偏っていることが良くあります。(もちろん私自身も含みます。)怒りや不安、イライラやハラハラなどマイナスの感情に襲われたとき、ためしに立場を変えて考えてみてはどうでしょう。今までとは全く異なる考え方に気づくかもしれません。

すぐに立場を変えるのが難しい時は、まずは自分がどの立場でものを見ているか考える。例えば、母親?女性?子ども?姉/妹?働いている人?諏訪市民?etc。
どの立場でマイナスな感情に襲われているかがイメージ出来たら、次は自分にはその立場以外にどんな立場があるのか考えてみる。その立場で同じ出来事を見てみる、イメージしてみる。というステップを踏んでみてはいかがでしょう?そしてそのあとに相手の持っている立場も考えてみてその立場でイメージしてみる。

自分にもたくさんの立場があります。

一つの出来事なのに、感じ方や考え方が様々あることがわかってくると思います。マイナスな感情に限らず日常にある様々なことを立場を変えてみる事で、ものすごいたくさんの気づきを私たちに与えてくれていることに気が付きます。そして相手への理解が大きく前進します!親の立場から子ども立場へ。夫の立場から妻の立場へ。姑の立場から嫁の立場へ。上司の立場から部下の立場へなどなど。逆もまたしかりです。仕事で部下や同僚が思わぬところでこだわりを見せていたり、感情を大きく動かしていたらチャンスです!ぜひその人の立場になって一緒に出来事を見てみましょう!

最近気になったことはありますか?
それを自分以外の誰のどんな立場になって考えてみることができそうですか?

この記事を書いたインストラクター

土橋桂子(インストラクター紹介ページへ)

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