木戸に立てかけし衣食住の「戸(ど)」

コーチングアカデミーインストラクターの土橋桂子です。最近、信頼できる仲間で話をする機会がありました。聞き上手の方ばかりに囲まれとても心地よい時間を過ごしました。そこで今回はコラムのテーマを「会話のきっかけ」にしてみました。

木戸に立てかけし衣食住

『木戸に立てかけし衣食住』という言葉を聞いたことがありますか?これは会話のきっかけに向くテーマを覚えやすくしたものの1つです。会話に困ったときはこの中から選ぶと良いなどと言われています。このコラムを書くにあたり、少し調べてみましたがいつ頃からどのように生まれた言葉なのか良く分かりませんでした。
ちなみに

・き:気候や季節
・ど:道楽や趣味
・に:ニュース
・た:旅
・て:テレビ
・か:家族
・け:健康
・し:仕事
・い:洋服やファッション
・しょく:食べ物
・じゅう:住まい

を表します(他の説もあります)
2022年の今(本コラムの執筆時:7月22日)、上記のテーマを眺めてみてみなさんだったら何を感じますか?

私はこんなことを思いました。

  • ニュースといっても最近は暗いニュースばかり…
  • 旅といっても新型コロナ禍で旅に行けない人もいるよなぁ…
  • テレビといっても最近の若い人はあまり見ないらしい…
  • 家族や健康や仕事は個人的なことだから話したくない人もいるよねぇ…
  • 洋服やファッションなんて、多様化し過ぎて良く分からない…
  • 住まいも個人的だよねぇ…
  • そう思っているとあれ? この中で使えそうなのって き(気候や季節)、ど(道楽や趣味)、しょく(食べ物)
    くらいしかないかも…となりました (^-^;

    話して楽しいこと♪

    『木戸に立てかけし衣食住』から話は変わりますが、最近 オンラインで数人と話をする機会がありました。その中であった発言のひとつが、『初対面の人やあまり親しくない人と話をするのは難しい。もしかしたら、自分の言葉で相手を傷つけてしまうかもしれないと思うとなかなか話しかけられない。だから挨拶くらいしかできない。』というものです。

    「分かる!その気持ちは分かる!!」
    「私も相手の何気ない一言、悪気のない一言で傷ついた経験がある!」
    「自分が傷ついた経験があるからこそ、他人を傷つけたくない!!!」
    「だからと言って、新たな出会いにつながるかもしれない機会(前提として相手に興味や関心がある場合)を手放すのはもったいない!」

    であるのであればどうするのがよいのでしょうか? 私のお薦めは「相手の好きなこと」について聞こう!=相手に「相手の好きなこと」について話してもらおう!です。

    それはなぜか?人は自分の好きなことについて話をするのは楽しいしワクワクするからです。

    例えば私の場合。大好きなものの代表格はこちら。
    1.ロック(音楽)
    2.高校野球
    3.KAT-TUN(ジャニーズのグループ)
    この3つについて話せと言われればいくらでも話します(^^)v
    時の経つのも忘れ、嬉々として話し続ける自信がある (^^♪

    先日もKAT-TUNについての想いをたくさん話すことができて本当に幸せでした。
    皆さんはどうでしょう?自分の好きなものについて話している時って『楽しい♪』と感じませんか?いつもより言葉数が増えたり、話すスピードがちょっと速くなったり、声のボリュームが大きくなったり、そんな経験はないでしょうか?

    話を振ったのはいいものの相手の好きなものを自分が良く分からない状態になったらどうしよう…。と不安になる方もいるかもしれません。
    大丈夫!相手の話を理解する必要は必ずしもないんです。相手の話を 笑顔で(これがとても大事♪)、否定しないで、聞く、たったそれだけでOKです。

    例えば相手から『分かりますか?』ときかれたら『そうですね…よく分かりません。でも〇〇さんが楽しそうなのは伝わってきます♪』と素直に答えてみてください。(これはあくまでも会話例の1つです)

    人が自分の好きなことを話しているときって、本当に楽しいんです。楽しいを否定されずに聞いてもえらえるってのは日常では実は結構贅沢な事。皆さんの経験を思い出してみてください。話題を変えられたり、話を持っていかれちゃったり、もっと話したかったということのほうが日常では多いのではないでしょうか?
    だからこそ、相手の好きなことをただただ聞くというのはとても相手を大切にしていることにつながるのです!(実はただただ聞くというのは意識しないと簡単そうで難しいのです。)

    まずは質問してみましょう♪

    さて、話を戻しましょう。初対面の方・あまり親しくない方だけど、この人の話を聞いてみたいと思ったら、ぜひあなたから質問をしてみてください。

    『月並みな質問かもしれませんが、ご趣味はなんですか?』
    『〇〇さんがお好きなもの、はまっているものは何ですか?』

    趣味やはまっているものはコラムの冒頭にあった『木戸に立てかけし衣食住』の戸( ど)=(道楽や趣味)にあたります。
    なぜなら、「道楽や趣味=好きなもの」の可能性が大きいからです。

    あまり親しくない人との会話は難しいから会話をしない・・・それも1つの選択だとは思うのですが、それはもったいないなぁ…と人生もかなり後半に入っている私は思うのです。だって私たちが人生で出会える人の数は決して無限ではなく一人一人その場にいあわせたことそのものがとてもすごい偶然なのですから。人は出会いで作られているともいわれています。偶然の出会いで同じ時間同じ場所に居合わせた人のことを大切にして、話を聞かせてもらって、少しでも多くのことを知ることができたなら、相手はもちろんあなた自身もきっと幅も深みもある人生にしていけるのではないでしょうか?

    ぜひ、相手と今よりも親しくなりたいと思った時は、勇気を出して話かけてみてくださいね(^^♪

    あなたが話して楽しくなることはどんなことですか?

    この記事を書いたインストラクター

    土橋桂子(インストラクター紹介ページへ)

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