2024年1月1日に発生した令和6年能登半島地震の被災者の方々へ心よりお見舞い申し上げます。
現在も現地では予断を許さない状況が続いておりますが、一日も早く復旧されますようお祈り申し上げます。


夢中のチカラ “want to”

コーチングアカデミー諏訪校の土橋桂子です。私が住んでいる信州の諏訪には諏訪大社がありますが七年目ごとに行われる 御柱祭 が間近に迫ってきています。

今日は、諏訪大社を代表する諏訪の神さまに魅せられた女性とその著書をご紹介したいと思いコラムにしました。御柱祭にご興味のある方は、こちら(御柱祭 ONBASHIRA in SUWA)にアクセスしてみてください。御柱祭 ONBASHIRA in SUWA

“推し”という言葉を聞いたことがありますか?

推薦の“推”から想像すると分かりやすいかもしれません。
元々はアイドル界やアニメ界などで使われていたようですが、最近では「特に好きなもの」を指すくらいの広い意味で使われています。今回はその”推し”が私たちにとってどれほど大切なのか、それがどんな力をくれるのか、それがどんな行動とつながったのかということをコラムにしたいと思います。

”推し”ってすごい

2年ほど前のことです。その頃 私が関わっていたラジオ番組の取材である女性に出会いました。長野市にお住いの北沢房子さんです。諏訪の神さまについて本を書いた女性がいると耳にしお話をお聞きしました。今になって考えてみると、北沢さんの“推し”は諏訪の神さまだったのです。

そして“推し”に向けるエネルギーがとにかく凄かった!

ここで、北沢さんが本を書くまでに行ったことを大きく3段階に分けてみます。これぞ”推し”の力です。
1.古文書講座に通う

古文書…まるでミミズが這ったように見える(失礼な表現をお許しください)その古文書です。

2.諏訪の先人たちが 古文書を活字にしたものを読み解く

これはミミズのようなものが 見たことのある漢字の羅列になっているものを読むということ。要するに ミミズが漢文になっているだけです。その漢文を文章として読めても、今度は 意味が全く分からない!

3.先輩の研究者の皆さんを訪ねてまわる。

文章にするとたったこれだけの3段階ですが、北沢さんはこれを足かけ4年ほど続けています。諏訪の神さまという“ 推し ”に夢中の4年間!その結果 書き表された本が「諏訪の神さまが気になるの」です。

この本には、~古文書でひもとく 諏訪信仰のはるかな旅~という副題がついています。

この副題のとおりだと思いましたので、本の内容を”旅”に例えてみますね♪
北沢さんが 諏訪信仰のはるかな旅のガイドさんです。 ものすごく深い森を進んでいく旅のように読み進めていくのですが、彼女が苦労して作ってくれた 初心者向けの道がありますので安心して進むことができます。

北沢さんのお薦めポイントは4つ。

1.タケミナカタノ神、2.オオホウリ、3.ジンチョウ、4.ミシャグジです。

初めて目にした方は「????」だと思いますが、ガイドの北沢さんが解説してくれています。さらに、ここは難しい!と思うところは、専門家にインタビューをしてくれています。
なので、ポイントごとの 解説を聞きながら、「え~っ!」と驚いたり、「なんでやねん!」と突っ込んだりしながら、旅(読書)を楽しむことができます。

want toのエネルギー

古文書との格闘から始まる4年間。

客観的にみるともの凄くたいへんなことなのに、とても楽しそうにニコニコと話す北沢さん.
その様子を見ながら私の頭の中に浮かんでいたものがあります。

『want toのエネルギーはすごい!』

人は「したい」・「やりたい」(want to) と感じることに対しては 自分の内側から無限のエネルギーが生まれてきます。まるで温泉が湧き出るかのように、何もしなくても 次から次へと熱いエネルギーが湧いてくるのです。ものすごく力のあるエネルギーだと思いませんか?

北沢さんのお話を聞きながら、まさにこのことを実感していました。
“学びを深める”、“学びを使ってみる”、”人に聞いて回る”、”みんなが手に取れる形(本)にする”
このようにwant toがくれるエネルギーがたくさんの行動を生み出しています。さらにはそれが、誰に言われたでもなく自分からというのが夢中、want toのなせるすごさですね。

夢中になることを楽しみながら著した本だからこそ、読み手にもそのワクワクが伝わってくるのだと思います。私はそのワクワクに包み込まれるように一気読みをしてしまいました♪want toのエネルギーは自分はもちろん、ほかの人にもそのエネルギーを分け与えることができるのです。「好きなこと」、「したいこと」をもつこと、することがいかに大切かがよくわかります。

さて、ここで皆さんに質問です。

Qあなたが夢中になることは何ですか?

思い浮かばないなぁ…という方は子どもの頃を思い出してください。
子どもの頃、あなたは何に夢中になっていましたか?

夢中になっている時、いた時、あなたのエネルギーの度合いはどうでしょうか?日常において“推し”や”好き”がくれる無限のエネルギーが私たちの人生をよりよくするのにとても役立っていることが想像できるのではないでしょうか?

お祭りはwant toのかたまり

40数年前、私は初めて御柱祭を見てそのエネルギーに圧倒されました。考えてみると、氏子の皆さんの多くが お祭りに夢中だからこそ生まれるエネルギーなのですね。“好き”が生み出す無限の熱量が、あれだけ多くの人からあふれてくるのだからすごいエネルギーですよね。コーチングを学んだ今なら納得です♪

お祭りの期間中は文字通りに熱狂に包まれますが、終わると人々は普通に日常生活に戻っていきます。言葉にするのは難しいのですが、その点にもこのお祭りの凄さを感じています。

今回も無事に御柱祭が行われることを願いつつ…。

◇興味をお持ちの方へ
「諏訪の神さまが気になるの」著者:北沢房子さん、信濃毎日新聞社

この記事を書いたインストラクター

土橋桂子(インストラクター紹介ページへ)

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