2024年1月1日に発生した令和6年能登半島地震の被災者の方々へ心よりお見舞い申し上げます。
現在も現地では予断を許さない状況が続いておりますが、一日も早く復旧されますようお祈り申し上げます。


長野県内の多くの小学校では、高学年になるとスキー教室があります。私たち夫婦はスキーをしないので、娘が体験できる唯一といっても良いくらいの機会です。そんなスキー教室に関しての娘とのやり取りで私(森田舞)が感じたことをコラムにしました。

スキー教室中止で娘は・・・

今年のスキー教室は、コロナの影響で、中止に。

すると、長女(小5)は中止になったことを喜んでいました。

「なんか、行きたくなかったんだよね」って。

どうしてかと理由を聞くと、
「滑れるかどうかでをクラス決めるのが、ちょっと嫌だったんだよ」
と答えてくれました。

滑れるレベルによってクラスを決めるのですが、娘は、ほぼ経験がないため、滑れるようではあるものの初心者か初級クラスにクラス分けされます。

「そっか・・・きっと下のレベルだから嫌だったんだな~」
と私は思ったので聞きました。

私:「もし、自分が一番上のレベルだったら、どう思った?」
長女:「それでも嫌だった」
と答えたのです。

私:「どうして?」
長女:「人を、できるかできないかのレベルで分けるって言うのが、嫌だと思うんだよ・・・」

できる・できないで分けること

長女のこの発言は、コーチングアカデミーの授業でも出てくる「人はそれぞれにそれぞれの魅力がある」という考えに当てはめてみると、なるほどそういう見方もあるのかと思うことができます。

だから、「できる人」「できない人」の分け方は「できる人」の魅力しか見ていないような気がする、だから「嫌だと思う」そんな風に感じたのかもしれません。

もちろん、スキー教室のこのケースのレベル分けはロジカルに考えれば「安全を確保するため」や「はじめての子、慣れている子」などレベルに合わせた技術や面白さの伝え方をしていくうえで必要な措置なのですが、「人はみんな違う魅力がある」という視点で長女がこのクラス分けを見たときに「できる」か「できないか」だけで人を区別しているように見えて彼女の中で違和感(嫌だと思う)につながったんだと思います。

とはいえ、長女はこれからどんどん、「できるか、できないか」でわけられること、きっと経験していくと思います。

私:「高校って、勉強のレベルで分けるんだよ」と伝えると、
長女:「そっか・・・なんかヤダなぁ」って。
今、小5でこう感じる長女、これからどんな変化や成長をしていくのか、とても楽しみです。

皆さんだったら「できるできないで分ける」ことで「なんかヤダなぁ」って言われたら
どんなふうに受け止め、どんなふうに相手と向き合いたいと思いますか?

見られたところが伸びる

コーチングアカデミーでは、人と比べてではなく、人それぞれが持っている魅力・能力・才能に目を向けて、そこを認めたり、伸ばしたりしていくことを大切にしています。

人は見られたところが伸びる、できるところ、すごいなと思うところ、相手が大切にしたいなとおもっているところを認めて、関わってあげればそこが伸びる。と伝えています。

その逆にできない、だめだな、自信がないなというところばかりをみてしまうとそこにばかり意識が向いてしまい、「できない自分」が作られてしまいます。「できない自分」は自分が持っている様々な魅力・能力・才能を表現することをやめてしまうことにもつながりかねません。

「できるところ」を見るって子どもに対しても大人に対してもとっても大切です。

先ほどの「なんかヤダなぁ」の問いへ答えの一つですが
「クラスを分けることでできる子に埋もれていたかもしれない、ほかの子のきらりと光る何かが見えるのかもしれないよ」って答えることができるかもしれません。もちろん、長女の今の感性を否定するのではなく、受け入れたうえで。

私たちが過ごしている日常では競争する必要があるときももちろんありますが、その競争はあくまで「何かの尺度」についてだけです。当たり前のことですが、それは人としての優劣を単純に決めるものではありません。

例えば100m走が早い人は、100mが速いことには長けていますが、遅い人のすべてに優っているわけではありません。わかっているのは100m走が速いということだけです。遅い人にもその人ならではの優れているものがたくさんあります。勉強ができるできないも同じです。その「何かの尺度」それがその人のすべてではありません。

人と比べ優っている劣っているという思考の癖・当たり前から離れ、それぞれの人の魅力・能力・才能に目を向けそれぞれを認め合える文化も広まったらいいなって思います。

あなたはあなた自身を認めていますか?
あなたの大切な人を認めることができていますか?

この記事を書いたインストラクター

森田舞(インストラクター紹介ページへ)

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