自分の「好き」を大切にしよう
過日、私(田中優美子)はコーチングアカデミー長野校・塩尻校にて『基礎4 自己イメージを上げる』の単元をお届けしました。コーチングアカデミーのコース・授業内容はコチラ
この単元は、私が一番好きな授業です。
ですから私も一番好きな服を着て、一番好きな授業をお伝えしよう!と決めました。
ですが…服を選んでみたものの
(それって派手じゃない?)
(花柄なんてふだんの私とイメージ違うでしょ!)
そんな気持ちが自分の中から湧いてきたのでした。
あなたは自分のこと好きですか?
- あなたは自分のこと好きですか?
と聞かれたときに「はい!」と自信をもって、天真爛漫に答える方。
大人になるほど、少ないのではないでしょうか?
自分で自分のことを「好き」だなんて…なんだかナルシストなんじゃない?そんなイメージもあったりします。
だから、控え目な気持ちで「ええ。まあまあ」と答える方が多いかもしれませんね。
あなたはいかがですか?
日本の子どもたちは自己肯定感が低い?
ここ数年、『自己肯定感』をテーマにしたセミナーの依頼を頂くことがあります。「自己肯定感」という言葉を耳にしたことがありますでしょうか?
自己肯定感とは…ありのままの自分を受け入れ認める感覚。この自分でいい。大切な存在なんだ。と思える感覚のこと(もともとは米国のSelf-esteemを訳したので、日本語では様々な表現があります)
この自己肯定感が注目されるようになったのは、諸外国の子どもたちと比べて日本の子どもたちの自己肯定感が低いという調査結果から、内閣府や文部科学省が方策を打ち出したことによります。
(画像は内閣府令和元年子ども若者白書より抜粋)
これらの調査結果のみでは掴み切れないことも事実です。ただ実際、私も大学生の就活講座や相談を受ける中で、「自信がない。」「自分には長所が見つからない。」と話す子どもたちの声を耳にすることも多いため体感的にも当てはまっているような気がしています。
では、自己肯定感が高まるとどんないいことがあるのか?というと、「この自分で良い」と思えるので、前向きに挑戦することが出来ます。ありのままの自分にまるごとOKが出せるので、たとえ失敗しても自己否定することなく経験を学びに変えることが出来ます。
また、自分のことを大切に思えると、他の人のことも同じように大切にできるので、周りの人とも円滑な人間関係を築くことが出来るのです。
存在価値=自己肯定感+自分が好き
子どもたちだけでなく、本当はやりたいことがあるのに、「自信がない。自分なんてできっこない。」そう感じて前に進めない状況。出来れば乗り越えていきたいですよね。それを支える一番の鍵は、『存在価値=自分には価値がある』と、自分自身が認めること。それが最も重要な、心の土台となります。大切な心の土台である存在価値は、「自己肯定感を高める」「自分が好きを増やす」ことで高めていくことができます。その高める具体的な方法を、授業の中でお伝えしました。
その一つとして、「自分が好きを増やすこと」じつは、そんなにむずかしくありません。例えば、好きなものを選ぶ、身につける。好きな人と好きな場所で、好きな時間を過ごすなど…。
「この自分が好き!」と思える時間を増やせばいいのです。そうした日々の小さな選択と積み重ねが大切なのです!今日からできますね。「好きなものを選び、好きなことをした」この体験がまた自分もやっていいんだとおもうことができて自分を好きにさせてくれます。この繰り返しで自分の存在価値が自分の中で認められて自分のことを好きになっていきます。自己肯定感が上がるんです!
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授業開始前、生徒さんとパシャリ。
お気に入りのワンピースを着て行くか迷った私。実験として、着て行くことを選びました。いつもと違うからなのか、「すてきなワンピースですね。」と、お声掛けも頂きました。周りからの肯定的な言葉もありがたい効果です。そして、何より自分自身が軽やかで、明るい気持ちで過ごせました。
『好き』のパワーは大きいです!!
あなたもぜひ、小さなことからで大丈夫です。自分の好きなものことを、『自分の心で感じて』選んでみてくださいね。