2024年1月1日に発生した令和6年能登半島地震の被災者の方々へ心よりお見舞い申し上げます。
現在も現地では予断を許さない状況が続いておりますが、一日も早く復旧されますようお祈り申し上げます。


会話が創る可能性

夏に思うことー子どもの夢をつぶした母ー

コーチングアカデミー諏訪校の土橋桂子です。

長かった梅雨が明け 待ちにまった夏がやってきました。夏を迎えるとなんとなく湧いてくる ほろ苦い感情が私にはあります。今回はそれをコラムにまとめてみました。

自己紹介があると良くお伝えするのが 趣味の話題。

  • ROCK
  • 高校野球
  • KAT-TUN
  • 私の趣味の三本柱です!

    我が家の次男は小学4年から高校卒業までの9年間 野球を続けました。小学校低学年の頃の夢はもちろん“プロ野球選手”母親の私も『それはいいね~!』と
    話を聞いていました。ところが・・・息子が成長するにつれ 母親(わたし)の対応が変わったのです。

    息子:『将来はプロ野球選手になりたい!』
    私 :『ふ~ん! ねぇ…知ってる?プロ野球選手になるのって、東大に入るより難しいんだよ。』

    東京大学には毎年1,200名ほどが入学しますが、プロ野球選手の数は900名ほど。言っていることが合っているといえば合っているのですが・・・。
    問題はそこではありません! 問題は私が息子の夢を容赦なくつぶしたという点にあります。

    わたしの応答には『あなたがプロ野球選手になるのはムリだよ!』という隠されたメッセージが明らかに込められています。

    コーチングを学んで分かったのですが、夢を語る、イメージするということはとても大切なこと。
    人はイメージできないことは実行できないということ。できるから語るではなく、語るからできる可能性が高まるということ。

    高校野球の放送を見ると“息子よ!すまない”というほろ苦い感情が湧いてきます。
    昔の私の失敗は、息子にプロ野球選手になるイメージを沸かせられなくしてしまったことにあります。私が何気ない会話の繰り返しで【息子の夢をつぶしたこと=息子の可能性を小さくしたこと】なんです。

    孫で挽回したい祖母

    ちなみに皆さんもお子さんとの会話でこういった経験はありませんか?

    ここまで書いてきたことはコーチングを学ぶ前のお話です。ならば、コーチングを学んだあとの私…今の私ならどうするかを書いてみます。ここでは親子の会話として書いていますが、上司と部下の会話でも基本的に同じですのでお仕事に活用するイメージでも当てはめてみてください。

    息子:『大きくなったらプロ野球選手になりたい!』
    私 :『ふ~ん、それはいいねぇ…』
      と受け止めて 次のような質問を息子にしていきます。
       『プロ野球選手になったらどんないい事があるの?』『他には?』
       『どんなプロ野球選手になりたいの?』『あこがれの選手はいる?』
       『その選手のどんなところがすごいの?』『どうすればその選手のようになれると思う?』
       『どんなことからやってみたい?』
       『いつからやってみる?』
        など。

    これらは あくまでも質問の例です。何をしているかというと

    1. 否定せずに受け止める
    2. 夢が実現したらどんな良いことがあるかをしっかりイメージできるようサポートする
    3. 具体的にできることを一緒に考える

    こういった会話のやり取りは、プロ野球選手になれなくても、彼の夢の中にある本質の部分につながる何かに気づく可能性が高くなります。やりたい理由をきちんとつくって、目の前の一歩を一緒に考えてあげる。これをしてくれる人が近くにいたらとても心強いですよね。

    話は変わりますが、『子どもの夢を見事につぶした!』という経験を持つ母は、現在 3人の孫をもつ祖母になっています。そして、孫で『挽回したい!』とひそかに願っています。もしも近い将来 孫が夢を語ることがあったら、彼の夢の実現に向けて コーチングのチカラでサポートしたい!その日が訪れることを楽しみに待っています。

    夏休みだからこそ話してみよう

    今年の夏はいつもの夏と違うという方が多いのではないでしょうか?夏休みも例年より短いところが多いようですね…。とはいうものの親子で過ごす時間が多くなると思のが長期休み。この機会にお子さんの話にじっくりと耳を傾けてみませんか? 会話を増やしてみませんか?

    『大きくなったら何になりたいの?』
    『将来の夢は?』

    と質問してみましょう。そして 否定せずにお子さんの話を聞いてくださいね。

    最後に余談を一つ。

    次男は小さなころから 石を良く拾ってくる子でした。親の私から見ると どうでもよい普通の石が 学習机の上に次々と並んでいきます。埃っぽいなぁ…と思いつつも捨てることはしませんでした。息子にとっては宝物なんだろう…と思ったからです。

    捨てなくて本当に良かった!

    なぜなら 息子は今 理科の先生(専門は地学)になっているからです。子どもの可能性はどこにあるか分からない、あらゆる物の中に可能性が潜んでいます!

    この記事を書いたインストラクター

    土橋桂子(インストラクター紹介ページへ)

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