波乱のPTA役員決め?!

2019年も3ヶ月が過ぎ、新年度となりました。新しいスタートを迎えられた方もいらっしゃるかもしれません。お子さんをお持ちの方の新しいスタートと言えば、入園や入学。そして、PTAの役員決め。役員を決めるにあたって、ひと波乱を目にしたことがあるかもしれません。今回のコラムはPTAなど役割を任されたときにやる気が出る方法を私(森田舞)がコーチングの視点を交えて伝えたいと思います。

ピンチ?チャンス?

PTAの役員決めって
「泣き出しちゃう人もいますよね」
「そう、うちも泣き出しちゃってました」
と、あるある話になるのくらい、よくあることのようです。

でもこれって、ピンチなのでしょうか?
それとも、チャンスなのでしょうか?

そんなことを思っていたら、先日のコーチングの年度最後の授業の感想でこんな話が出てきました。「授業参観に行くのも怖いと思っていたら、PTAの学級会長になってしまったんです。教室に入るだけで、動機・息切れ・めまいがするのに、学級会長なんて!!!でもその時に、前から気になっていたコーチングに、思い切って入校したんです。」

この話は、もう約10年前の話。

コーチングアカデミーでは、無料で受けられる3年を超えてからもフリーパス制度やアシスタント制度で、学び続けることができます。10年前に初めて学び始めたきっかけを質問したら、その時のことを話してくれました。

あれから、約10年。←きみまろ風♪

「今でも人前は、得意ではないです」と言いながら、なんとその生徒さん、今ではセミナーの講師やファシリテーターしてます。はい、動悸・息切れ・めまいの彼女が。

他にも、

  • 「人前で話すのが本当にイヤ」
  • 「初日の授業で自己紹介って言われた時、入校を後悔した」
  • という生徒さんもたくさんいましたが、そんな方も今では先生や講師になっている人も少なくないのです。コーチングって、話し方の授業はないのにです!

    でも、きっと、

  • カッコつけるより、自分らしく
  • 装うことより、素のままで
  • 苦手よりも、想いが上回る のだと思います。
  • 「やりたくないのに、役員になってしまった・・・」
    「役員は早いうちにやりたかったけど、まさかの学級会長・・・」

    という方にも、暗い気持ちで役員をやっていくのは、苦痛の日々になってしまいます。でも、そもそもPTAって子どもたちのために誰かがやることなので、それを自分がやらずに他の人に任せるというのもどうなんだろうとなります。とはいえ、やっぱり避けたいという人も多いはず。

     

    メリット100個だし・立場を変える

    もうなってしまった後は、「メリット100個出し」してみるのはいかがでしょうか?コーチングの授業では、「エネルギー源の質を高める」という内容でお届けしています。(基礎コース)「それをやると、どんな良いことがあるだろう」と考えるのです。ささやかなことでも、笑えることでも、何でもOKです。とはいえ、なかなか100個は出てこないので、授業では増やすためのスキルをご紹介しています。

     
    その中の1つが「立場を変える」です。

    自分の立場からだけではなく、「子どもから見たら、私が役員をやることで、どんな良いことがあるだろう?」をいくつも考えてみるのです。

  • 学校の様子がわかる
  • 教室の場所とか覚えらる
  • 先生の名前が覚えられる
  • 子どもの友だちの顔と名前が覚えられる
  • 子どもの友だちの保護者の顔と名前が覚えられる
  • 子どもの友だちとお話ができる
  • 子どもの友だちの性格なども少しわかる
  • 子どもの話をよりイメージして聞ける
  • 子どもがより話してくれるようになる
  • 子どもとの距離が近くなる
  • これだけでも10個です。

    他にも、他の保護者・先生から見たらのメリットなども書き出したり、あとは、未来の自分から見てのメリットも考えられます。今だから良かったこともきっと探せば出てくると思うのです。

    そのほかにどんな立場があり、その立場はどんなメリットに気づかせてくれそうですか?

    こうしてメリットを探すクセをつけ、活動がスタートするのと、何も考えずにスタートするのでは、違ってくるのではないでしょうか?つまりは、自分の気持ち・視点次第で、変わる部分もあるということです。PTA役員だけじゃなく、地域や育成会の役員や、職場でのリーダーなど、ピンチだって感じる方は、それをチャンスにしてもらえたらいいなと思っています。

    コミュニケーションは学んで、繰り返し練習

    新しい役割や出来事が起こったときに「ピンチーーー!!!」って思う人ほど、人生変わるほどのチャンスになるかもしれません。
    コミュニケーション能力は、「基礎を学んで、繰り返し練習」することで身につく、体の筋肉と同じだと説明しています。コーチングで、学んで練習することを通じて、普段使っていなかった筋肉を使うことで、少しずつ慣れてきて、少しずつ力が付いてきます。

    コーチングアカデミーも、5月中旬より新年度がスタートします。長野県内にコーチンググアカデミーを開校して12年がたちました。13年目になる2019年は、秋ころに新しい企画もスタートする予定です。新鮮な気持ちで、私たちも頑張ってまいります。

       

    この記事を書いたインストラクター

    森田舞(インストラクター紹介ページへ)

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