私にとって大切な時間をつくるために
あらためて感じたコーチングの力
2018年度も残り一か月半余となりました。幾つかの出来事を中心に4月からの1年間を振り返ってみると・・・私、土橋桂子も今年度もあらためてコーチングの力を感じる日々となったのでまとめてみました。
手放すことを決める
社会人となって40年あまり。そのほとんどをフリーランスという形で仕事をしています。スタートはフリーのアナウンサーですが、コーチングのインストラクターやセミナー講師などが加わり、仕事の内容は多岐に渡っていました。さらに近年は私生活の環境が大きく変わったこともあり、何となく息苦しさを感じていたのは事実です。そこであれこれ考えた結果、昨年の4月から仕事を1つ手放すことを決めました。この決定で迷惑をかける方々がいることは重々知っていたので、やめたくてもなかなかやめられなかったというのが本音です。
でも、今の私が力を注ぎたいのはコーチングに関する仕事。そして大切なのは私の人生であり、私の人生の主役は私です。だからこそ思い切って仕事を1つ手放すことを決めたのです。フリーランスの私にとっては大きな決断でした。
念願かなった実家の母との旅行
私には二人の母がいます。同居する義理の母(90歳)と実家の母(89歳)。実家とは車で1時間ほどの距離にも関わらず、多忙を理由に実家の母とはたまに会う程度でした。その母が体調を崩し入院したのは二年半ほど前のこと。その入院をきっかけに、私は母と過ごすことのできる残りの時間を痛烈に意識するようになりました。その中で大きくなった願いが「母と旅行をしたい」というものです。
その願いを実現できたのは昨年の10月末のことでした。
旅行をするときに考えたのは「目的」と「優先順位」です。ここでいう目的とはこの旅行をするうえで大切にしたいこと。それに優先順位をつけると次のようになりました。
- 母と一緒の時間を過ごすこと
- 母の願いを叶えること
- 美味しいものを食べること
その結果、旅行の行き先は富山市と金沢市に決まりました。理由は、母の願いが富山市に行くこと(富山で暮らす孫娘夫婦の暮らしぶりをみたい)だったから。ならばついでに金沢にも回ろうということになった次第です。金沢は私にとって初めての場所でしたが兼六園は訪れませんでした。母が行くことを望まなかったからです。周囲の知り合いなどからは『せっかく行ったのに…』という声もかけられましたが、私が決めた「目的」と「優先順位」は明確で、それを実行できたので大満足の旅になりました。
セッションのチカラ
こうやって振り返ってみると、数年来の懸念となっていた大きなことがらを2つも実行できたこと。それにより私の心がかなり満たされていることに気づきます。数年来の懸念だったものを実行できた理由はたった1つ。
定期的にセッションを受けるようになったこと(現在も継続中です。)
さらに参加している「アンカリング」というグループで、模擬セッションをたびたび経験したこと。「アンカリング」というのは、セッションの力を磨き合うためのグループで、模擬セッションといってもテーマは真剣そのものです。事実、私が実家の母との旅行を実現するきっかけとなったのは、アンカリングでクライアント(コーチではなく話する側)として受けた10分間のセッションでした。
たった10分間と思う方もいるかしれませんがいかがでしょう?みなさん自分の1日を振り返ってみてください。10分間自分とただただ向かい合う時間とれているでしょうか?実はこれはとても贅沢な時間です。きちんと時間を取って自分の内側と向き合うことが、行動につながるのです。今年度もセッションのチカラを体感する日々となりました。
いかがでしょう?
日々の暮らしのなかで感じるコーチングのチカラ。お会いさせていただく皆さんに良くお話ししていますが、私がコーチングを学び始めたのは50代の半ばです。「何を学ぶにも、何を始めるのにもおそくはない。」よく言われる言葉ですが、でも年齢を重ねていく中で新しいことを始めようというエネルギーを絞り出すのは決して楽な事ではなかったと自分ながらに思います。
あの時コーチングを学ぶと決めた自分を、心の底から褒めたいと常々思っています。
最後に、このコラムを読んでセッションを体験してみたいと思った方へ
現在、無料でコーチングセッションを体験していただけるキャンペーンを実施中です。2019年5月31日までの期間限定なので、この機会にコーチングのセッションを体験してみませんか?