気持ちは伝染する。だから笑顔を。
春は出会いと別れの季節です。いつもより、たくさんの方と接する機会も多くなります。そんな場面で皆さんと接する多くの人たちに
と思ってもらえたら、うれしいですよね。そのためにどんなことを意識できたら良いのでしょうか?
不安はある。だからこそ笑顔を。
先日、就活中の学生さんと、お話しする機会がありました。面接で自分のことを、しっかり話せるか不安だ。ということなどを硬い表情で話し始めました。もうすでに緊張感がひしひしと伝わってきました。他にも、本やネット、人からの情報なども知れば知るほど、自分の中で不安がますますふくらんでしまうとも。
ある学生さんからは、「もともとはポジティブな性格なのに、このところネガティブに傾いちゃっています…。」なんて言葉も聞くこともありました。
働く場所、働く内容を決めていくための就職活動。自分の未来を決める大事な選択ですから、不安にも慎重にもなるのも気持ちはわかります。
とはいえ、正しい方法や正解を求めてばかりだと、私にはとてもきゅうくつに見えてしまいます。(そもそもこうすれば大丈夫という正解はないですしね。)しかも本来のその人の良さが伝わってこないのでは、もったいないと思ったので、私はこう言いました。
「でもね。これから自分という存在を使って、なんでも出来る!可能性もいっぱいだし、選べるんだよ!せっかくだから笑顔で楽しもうよ。」
「楽しそう」に惹きこまれる。(感情はうつる)
今回の冬季の平昌オリンピック。日本人選手のみなさん、すばらしい活躍をされましたよね。なかでも注目は、カーリング女子チーム。試合中のおやつ、ことば…など話題が満載。試合、ニュースなど私もついつい見てしまいました。
なぜでしょう?
それは、
『彼女たちの笑顔が、私たちをハッピーにしてくれるから』
だと私は思いました。
●感情はうつるんです
例えばこんな光景を目にしたことはありませんか?
…あっ最後のは私も、思い当たります(笑)。
そう!
「感情は伝染する」ということご存知ですか?
それを引き起こしているのは、脳内にあるミラーニューロンと呼ばれる神経細胞。ミラー(鏡)というように、他人を鏡のようにまねしながら、自分の行動にも反映するものだと考えられています。相手を理解するため、また相手の模倣をしながら、さまざまなことを習得するためには欠かせない能力。心理学用語では、〈情動伝染〉というそうです。これ残念なことに、ポジティブな感情より、ネガティブな感情の方が感染力が強いらしいです。つまり、怒りやイライラ・不安や恐れのほうがパワフルなのですね。一説には生存本能に紐づいているとか。
では、あなたが周りの人に影響を与えるとしたら…
笑顔で楽しく、明るい影響を伝染させたいですか?
それとも、
不機嫌で重苦しく、暗い影響を伝染させたいですか?
これを、カーリング女子チームはスローガンに掲げていたそうです。チームスポーツですから、もちろん前向きなコミュニケーションは必須ですよね。それだけでなく、笑顔には科学的にもさまざまな効果があります。笑顔でいることで、良くない状況であっても悲観的な感情になるのを抑えて、冷静に戦術を判断できる。そのために、意識して笑顔のトレーニングも取り入れていたようです。
笑顔の人には魅力がある
そして、私たちコーチングアカデミーも、〈楽しくなければコーチングじゃない〉というスローガンのもと、授業では、笑顔で学ぶことを意識していただきます。なぜなら、笑顔で学んだほうが、脳の血流も上がり、リラックスできます。すると、学びの吸収力もあがり成果も出やすい。という、科学的なデータもあるからです。ですから、私たちインストラクターも生徒さんの笑顔をつくれるよう、全力で何よりインストラクター自身も笑顔を作れるように楽しんでネタを仕込んでいます(笑)。
ここまで科学的な面からも、笑顔の効果をお伝えしてきましたが、説明するまでもなく、ただただ笑顔のひとはすてきですよね。「はじめまして」の瞬間に、あなたのとっておきの笑顔で出会えたら…。相手の方にとって、あなたはどんな人という印象を残せるでしょうか?3/1を皮切りにいよいよ、就活も本格的にスタートしました。学生のみなさんも、ご自分の笑顔のチカラを信じて、充実した時間を過ごせることを願っています。
家庭や職場でもプラスの感情が伝染するきっかけとして、あなたの笑顔が輝きますように。周囲にたくさんのプラスの感情が伝わっていきますように。