子どもの夢との向き合い方

子どもたちには夢がない?

コーチングアカデミーであった授業後生徒さんとのやり取りの一コマです。「お笑い芸人になりたい」と言われたら?もし、自分の娘が「お笑い芸人になりたい!女芸人になる!」と言ったら、あなたならどんな反応をしそうですか?
反対しますか?肯定しますか?

  • 反対するとしたらどんな言葉で反対しますか?
  • 肯定するとしたらどんな言葉で肯定しますか?
  • 先日、授業でこんな話をさせていただきました。
    「最近の子どもたちは夢がない。」大人たちのそんな言葉を、時折耳にすることがあります。本当にそうなのでしょうか?私たちは「子どもたちは、夢を持っていないわけではない。」と考えています。夢を否定されず、安心して話せる場がないことが、子どもが夢をことばにできず、夢が見つかりにくい状況を作っているのではないかと考えています。そしてそれが大人たちには子どもたちが夢を持っていないように見えてしまうのだと。
    私にも夢があります。「スクールカウンセラーのようにスクールコーチが各学校に配置されて、子どもたちの夢を『そうなんだね!』ってどんどん聞き出せる、子どもたちの夢を引き出せる時間や場所を増やしていきたい。長野県が、スクールコーチ導入の第1号になる日のためも日々頑張りたい。」この夢はコーチングアカデミーを長野に開校した頃から変わっていません。

    この話を聞いていただいたその生徒さんが思い出したのは、冒頭質問した娘さんが「女芸人になりたい」と言ってきた時だったそうです。

    どんな反応をしたのですか?

    娘さんが「お笑い芸人になりたい。」そう言ったら「その時、どんな反応したのですか?」私は聞かずにはいられませんでした。私自身たくさんの中学生からよくこんな質問をもらいます。「〇〇になりたいと思っているのですが、親から反対されています。あきらめた方が良いですか?」

    しかも今回は、「女芸人」ですから(女芸人の皆さま申し訳ありません。)。でも、その時、その生徒さんは「いいね!」って言ってあげられたのだそうです。もちろん、親としたら心配や不安もあります。でも、その生徒さんのお子さんへ対しての答えは「いいね!」なのです。
     
    すると、どうでしょう。娘さんはクラスの友だちと「芸」の練習を始めたそうです。真似をするだけではなく、台本を作って。オリジナルも含めて、みんなで練習。衣装もそろえ始めました。
    その姿は、きっと楽しくイキイキとしていることでしょう。
    生徒さんは続けました。
    「女芸人にならなくても、会社に入って余興とかで活かせるし、絶対役に立ちますよね。」涙を浮かべながら、そう話してくれました。
    「どうして、「いいね!」って言えたの?
    女芸人に「いいね!」って言うのはハードル高いよね(笑)」と質問すると、「コーチング学んでいたから(否定せずに聞くことができました)。本当に、コーチングを学んでいて良かったです・・・。」と聞いたので、私もうれしくて思わずウルウルしてしまいました。

    賛成しなくても、否定しないで

    子どもたちは、私たち大人には賛成できないことを言ってくることもあります。私たち大人は過去の経験からもしかして口癖になっているのかも・・・。
    「無理」「無駄」「できない」「大変」「…」。

    でも、子どもの立場に立ったらどうでしょう?せっかく持った夢を「無理」「無駄」「できない」「大変」で否定されたら寂しいですし、悲しいです。しかも、一番応援してもらいたい親ならなおさら。もちろん全てを受け止めて「いいね!」と言ってくださいとは言いません。反対したくなるようなことも子どもは言い出します。それは応援できないという夢を子どもから言ってきた時は、別に「いいね!!」と言わなくても良いのです。ではどうしたらよいのでしょうか?

    肯定や否定以外の方法?

    否定せず受け止めて下さい。たった一言「そう思ったんだね」と。
    肯定できないことは肯定しない。でも、否定もしない。ただ、受け止めるだけ。そうすることで、子どもは聞いてもらえたと思います。
    聞いてもらえたということが安心感につながります。その安心感が「頑張ろう!」「努力しよう!」というエネルギーに必ずなります。
    その努力や頑張りがあれば、夢が叶わなくても、何かしらの能力が身についたり、一生懸命頑張ったという日々が残ります。これは夢を持つ人に渡されたプレゼントです。まずはこの生徒さんが言うように、会社のイベントの余興で役立つかもしれませんね。社会に出ると持ちネタの一つぐらい持っていたり、余興ができる度胸を持っていたりすることは結構大事だったりしますね・・・。

    ちなみに、友だちとネタを作っていたのは、「ブルゾンちえみ」らしいです(笑)。

    この記事を書いたインストラクター

    森田舞(インストラクター紹介ページへ)