なりたい自分になる。自分の人生の主人公になる。 そして、 大切な人の人生の味方になる。
コーチングのチカラ

新入社員の育成にコーチング的な関わり方を増やしてみませんか?

「作業」と「仕事」

新入社員が入社、一通りの研修も終えて、現場に配属された会社さんもあるころでしょうか?配属先で、新人さんを担当された方(ここでは「みなさん」とします)に向けたコラムです。

夢や期待、希望、時に野望を描いて新社会人に待っている現場での仕事。彼らにはそれがどんな世界に映っているでしょうか?
そんな彼ら、彼女達の緊張と期待の入り混じった彼らに渡される初めての仕事とは?…おそらくですが、期待とは裏腹の単調なものであったり、学校で学んできた専門性を活かすような場面のない何気ないものがほとんどなのではないでしょうか?そして、そのうちに仕事に対するモチベーションが下がって仕事の結果に影響が出てしまう。
私にも経験が、あるので気持ちはよくわかります。さて、先輩社員であるみなさんなら、そんな彼ら、彼女達にどんな対応を取ることができますか?

  • 仕事はそんな甘いものじゃない!若いうちはしのごの言わずにやるんだと激を飛ばす
  • 石の上にも三年、まずは言われたことをコツコツやれば必ず芽がでるよとたしなめる
  • 本人のやりたい仕事がすぐにもできるように上司にかけあってあげる
  • 何も言わず見守る
  • いろいろな関わり方があり、あなた自身の日頃の相手との関係性もありますので、一概にこれが良い、悪いということはありません。

    どんな対応を結果的にとるにしてもしてほしい提案があります。あなたと同じ会社に入るにあたり、新入社員の彼ら彼女たちは、どんな夢や希望を持っているかあなたは興味を持って知ろうとしているでしょうか?もしそれがまだであれば、まずは、そこを聞くところから始めてみませんか?

  • 「どんな事がしたくてこの会社に入ったの?」
  • 「5年後、10年後どんな風になりたい?」
  • 「あなたにとって理想的な働き方ってどんな感じ?」
  • 「あなたにとってこんな人みたいになりたいってあこがれている人はいる?」
  • 夢を描いて会社に入ってきたのであれば、それを言葉にしてあげる機会を増やしてあげてください。そして、接するあなたがそれに興味関心を持って聞いてあげてみてください。新しい環境で、働くという機会を手にした彼ら、彼女達にとって、それをしてくれる先輩はとても味方として頼もしく心の支えとなるはずです。

     「味方になる」
     「信頼関係を作る」

    コーチングを活用しているリーダーがとても大切にしている行動です。

    理想や将来が共有できた次にやることはその理想や将来と今の仕事をつなげてあげるサポートです。

  • 「今やっている仕事は誰の何のどんな役にたっていると思う?」
  • 「例えば単調な仕事だったとして、その仕事がなくなったら、どんなところで困るかなぁ?」
  • 「その仕事の質や効率が上がったら、どんな良いことがある?」
  • ここで私がポイントだと思うことは、『本人の言葉で今の仕事と将来とをつなげる』ということです。あなたが語るよりも、彼ら彼女たちの世界でイメージして言葉にしてもらう事が大切です。人は自分がイメージ出来た時、強いエネルギーを発揮します。もっというとイメージできないことはできません。最初はこんなことをしても自分の将来のためにはならない、もっと面白いことや難しい事がしたいと言うかもしれません。粘り強く問いかけてみましょう。即答できないのが普通だと思うぐらいで粘り強くです。

    最近の若い人は「働く意識が薄い」と若い人批判をしても始まりません。働く意識が本当に薄いかもしれませんし、こちらが彼らを理解できていないだけかもしれません。どちらにしても、彼らが働く目的を言葉にし、そのために今やる行動に意味づけや、やりたいというWANTの動機を描けるようにしてあげることが大切です。大切なのは自分たちのやっていることは言われたからやるのではなく、何か意味や価値があってやっていると考え行動にうつせるように関わってあげることだと私は思います。

    ドラッガーのマネジメントにも出てくる、『3人の石切職人』の話をきいたことがある人もいるのではないでしょうか?

    ある街で3人の石切職人に「何をしているのか?」と聞いた時

    ひとりはつまらなそうに「これで暮らしを立てているのさ」と答え

    ひとりは手を休めることなく「国中でいちばん上手な石切りの仕事をしているのさ」と答え

    ひとりは目を輝かせ夢見心地で空を見あげながら「100年後もここで祈りをささげられるような大聖堂を作っているのさ」と答えた

    というお話しです。

    日々の仕事の質はここになぞらえら得られると思っています。わたされた仕事を淡々とこなしているうちは仕事をしているとは言いません。ただ「作業」をしているだけです。これでは仕事のレベルは上がりませんし、その仕事の結果を受け取る仲間やお客様にも満足や感動は与えられません。結果的に成長できず、くすぶってしまう可能性が高まります。自分にはこの仕事はむいていなかったと会社を去ってしまう可能性すらあります。仕事に対し、目標を持ち、さらにその目標がより高い志で利己的から利他的になった時作業の質は劇的に向上します。丁寧さや迅速さ、改善の芽もここから生まれます。ですがだれもが、いきなり「仕事」ができるわけではありません。「作業」ではなく「仕事」をしていくには、人との出会いやかかわりがとても大切です。新入社員の彼ら彼女たちにわたされた仕事を、「作業」で終わらせてしまうのか、「仕事」としてやりがいをもって取り組めるのか、そのきっかけをみなさんが作れるのです。

    そして彼ら彼女たちが本当の仕事をしてくれれば、会社は良くなります。会社が良くなれば社会はきっともっと良くなります。皆さんのかかわりは社会をよりよくしているきっかけを作るとても大切な役割だと私は思います。そしてそれはとても楽しいことだとも思います。

    ぜひ、さまざまなかかわり方を通して、彼ら彼女たちにわたされるものを「仕事」と呼べるものに変えてみませんか?数年後の彼ら彼女たちに「新入社員の時にあなたに会えたおかげで今があるんです!」と感謝してもらえるようなかかわり方に挑戦してみませんか?

    この記事を書いたインストラクター

    福盛二郎(インストラクター紹介ページへ)

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